遣らずの雨ですね

遣らずの雨ですね・・・（茂木健一郎）
　
日本人が嫌いだった韓国の男性が日本での仕事をすませ帰国のため空港に向かう途中、車中で雨が降り出した。同行していた日本の担当者が言った。「遣らずの雨ですね。日本人はこういうときに降る雨を遣らずの雨と呼んで、あなたを帰したくなくて雨が降り出したと思うんですよ」。男性の反日感情がにわかに溶け出した。

雨は得てして憂うつなもの。しかし、視点をかえれば・・・相手を思うくくるが雨になった。
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